レーダーチャート
レーダーチャート:正多角形の頂点にデータ項目を対応させ、数値を点でうち、隣の点をそれぞれつないでグラフにしたもの。クモの巣っぽい見た目でスパイダーチャートや中国では雷達図と呼ばれるらしい。ゲーム内でキャラのステータスを表すときに使われたり、模試の成績評価で使われたりする。
https://gyazo.com/7e28e804f9003ba9e57396071db69809
こういうやつ
ルックス全振り男だということが見て取れます。
得意なこと
複数あるデータ項目の「比較」全体比較と部分比較が可能。
上の図のように、特定のデータ項目に偏っているかどうかを調べるのに適します。
https://gyazo.com/b74b6ec7f62b56de075a00950d81c873
https://gyazo.com/586c50d81e4e5edeb756e873b04d52ea
https://gyazo.com/bbe194654b653e2f38b9143200bfddd9
こういった風に、五角形の面積を見ることで、全体の比較もできるし、各項目での比較もできる。
想像してみてください。
あなたは、婚活アラサー女子です。
まだイケメンへの夢を捨てきれずに、イケメンバンドマンA君を狙うのか、顔はあきらめてめちゃ優男富豪坊ちゃんのBくんを狙うのか、はたまた超バランス男C君を狙うのか。
https://gyazo.com/648ca5a0839ac40cbac342565cd6b96f
こんな風に重ねて表示だってできます。
だれを選びましょう。
棒グラフとの違い
同じく比較が得意な棒グラフとの違いですが、棒グラフを使うとどうしても各データ項目の比較に目が向きます。
それに対し、レーダーチャートは複数の項目を合わせたものを1つとして比較するのです。
つまり、部分を見たいのか全体を見たいのかで、使い分ける必要があるということです。
https://gyazo.com/f632da3517e570dc07c0e6644624778d
これは、上のレーダーチャートと同じデータを用いて作成した棒グラフです。全くイメージが変わることがわかると思います。
レーダーチャートに限ったことではないですが、データを可視化したいときは何を伝えたいのかを意識して可視化法を選択するように心がけようと思います。
参考文献
松本健太郎 2017年 『グラフを作る前に読む本』 技術評論社