テーマ③-4:「相関」と「因果」の違いとは何か、およびこれに関して実際的な場面で留意すべきことは何か?
留意点
①相関関係とは「一方の値の大きさと、もう一方の値の大きさに関連性がある」関係のことで、因果関係とは「原因と結果」の繋がりがある関係のこと
②AとBに相関関係があったとしても、A→Bという因果関係があるとは限らない。「逆の因果関係」・「共通の要因」・「単なる偶然」というパターンもあるので早合点は禁物
③特定の商品購入につながる記事の場合は、それら3つが複合されているケースも多い
対策(1):「A→B」と言われた時は、「A←B」の可能性も考えてみる
対策(2):「A→B」と言われた時は、共通する要因「C」の存在を考えてみる
・「年齢」という要因が考えられる時は、「年齢別に見た時の統計データ」を調べる
・集計期間に差がある時は、「季節的な要因」がないか考えてみる
・偏相関係数を求めれば、第3の変数「C」による影響を除いたAとBの相関関係を調べることができる
対策(3):過去の実績データに基づく相関関係を因果関係だと安易に考えない
・過去の実績データでは、集計の仕方などで偏りが起きやすい
・ランダム化比較実験であれば、因果関係を証明しやすい
引用
アタリマエ!:相関関係と因果関係の違いが一発でわかる具体例5選
2020年12月2日閲覧