擬似相関
擬似相関とは、ある要素とある要素の間に一見相関関係があるようにみえて、実はその相関関係が別の要素によるものであり、もとの要素間には本来相関関係がない、というものです。
→実際には相関関係では無いのに、さも相関があるかのようにみえることを擬似相関という。例えば「雪が降る」と「インフルエンザ患者数の増加」を比べた時、たしかに雪が降る時期に患者数も増えるかもしれないが、それは雪が降ったことが原因ではなく、ただ冬はインフルエンザウイルスが感染拡大しやすい時期というだけであって、雪は関係ないのでこれは擬似相関である。ただ、もしこれが「電車の運休数」であれば、雪が降ったことにより線路の雪かきをせねばならず、電車が運休になることは冬は多発するので相関はあるといえるだろう。
引用・参考
日常生活に役立つ統計学~擬似相関~ 構造計画研究所