擬似相関
#テーマ3
擬似相関(ぎじそうかん)は2つの事象に因果関係はないのに、見えない要員(潜伏変数)によって因果関係にあるように推測されること。擬似相関は、客観的に精査するとそれが妥協できない時も、2つの集団間に意味のある関係があるような印象を与える。
擬似相関の例
「野球の先攻と後攻はどちらが有利なんだろう?ちょっと調べてみよう。試合数の多いメジャーリーグのデータを見てみるか。これによれば、2010年シーズンの2430試合で、後攻チームの勝率が5割5分9厘か。先攻チームの4割4分1厘より27%程度高い。野球ってけっこう後攻が有利なんだな」
これが擬似創刊の例であるが、どの試合でも後攻のチームの方が試合に勝つには有利だと主張することが、2つの事象間の擬似相関を想定することになる。しかし、実際には別の要因があるように考察される。というのも、プロ野球の試合は基本的にホームのチームが後攻となり、アウェーのチームが先攻となる。ホームチームの場合地元ファンの声援や移動しなくていいことなどによる疲労緩和などにより、試合でも優位に立てうると考えられる。といったような潜在変数の例であった。
引用・参考
それって本当に関係ある?ー擬似相関について/GLOBIS知見録
https://globis.jp/article/1763 (閲覧日2021/1/28)
Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/擬似相関 (閲覧日/同上)