擬似相関
二つの事象に因果関係がないにもかかわらず、あるように見えること。相関関係が見出される二つの事象A、Bについて、AとBが共に別の要因によって生起している場合、AとBの間に疑似相関があるという。
擬似相関の例
雨の日には傘がよく売れることから、「降雨量」と「傘の売れ行き」には相関があると言える。また、雨の日ほど道路状態が悪いことから「降雨量」と「交通事故件数」には相関があると言える。ここで、「傘の売れ行き」と「交通事故件数」の間に直接的な相関はないものの、「降雨量」を介して相関関係が見出される。このような時、「傘の売れ行き」と「交通事故件数」の間に擬似相関があると言える。