有意水準
#テーマ3
統計的仮説検定において第一種の過誤を犯す確率のことで、P値の小ささの基準である。P値が有意水準よりも小さい場合は帰無仮説は棄却される。αとして表され、一般的にα = 0.05かα = 0.01と設定されることが多い。
有意水準を0.05に設定するということは、
「5%以下の確率で起こる事象は、100回に5回以下しか起こらない事象だ。したがってこのようなまれな事象が起こった場合、偶然起こったものではないとしてしまおう」
という意味。したがって、P値が0.05(5%)を下回った場合、そのP値は偶然取る値ではないと結論付けられる。「極めて珍しいことが起こった」あるいは「何かしら意味があることである(=”有意である”)」ということを表す。
しかし、P値が5%以下となったとしても本当に偶然まれな事象が起こった場合もあるので、有意水準αは「本当は帰無仮説が正しいのに、誤って仮説を棄却してしまう確率」とも言えます。この「本当は帰無仮説が正しいのに、誤って仮説を棄却してしまうこと」を「第1種の過誤」といいαは「第1種の過誤を犯す確率」とも呼ばれる。
参考 統計Web 有意水準と検出力
https://bellcurve.jp/statistics/course/9313.html 20201129