採択・棄却
判定
データから算出した検定統計量が危険域内にあるかどうかを判定する。 通常は統計量が仮定した分布の中で、算出した検定統計量と同じかそれよりも極端な(仮説に反する)値となる確率(これをp値という)を数表などにより求め、これとαとを比較し、 p < αならば危険域の内部にあると判断する。 検定統計量が危険域内にあれば、結論は ・帰無仮説は正しくない。したがって棄却する(これから危険域のことを棄却域(Rejection region)ともいい、それ以外の範囲は採択域(Acceptance region)という。 か、さもなくば
・α以下の確率しかない事象が起こった
のいずれかになる。 この場合をα水準で統計学的に有意(→ eternalzaki.icon有意水準)であるという。例では「薬に対して観察された反応はα水準で統計学的に有意である」といえる。分かりやすくいえば、 「帰無仮説の下でこのようなことは偶然に起こりそうもないが、ごく小さい確率αで起こり得る」ということである。 というのがただ一つの結論となる。
出典リスト
2019年11月10日参照