パレート図
パレート図(Pareto chart)とは、不適合件数、損失金額、作業時間(工数)などを、現象や原因などの分類項目に層別して、データ数の多い順に棒グラフで並べるとともに、累積比率を折れ線グラフで示したグラフです。パレート図は、改善すべきことがらのどこに問題が集中しているか、どの項目を処置すべきかを判断し、重点指向で取り組むのに有効な手法です。パレート図という名前は、イタリアの経済学者パレート(Vilfredo Frederico Damaso Pareto)が所得分布の不均等(低所得者がその大部分を占めていること)を示したことが原点となっています。
例
https://gyazo.com/fd46fe06010d1800dba902b86cfc4bb9
最も不良を出しているのは実装不良で、不良金額は123万円です。次いで、絶縁不良72万円、印刷ずれ34万円と続きます。この3つで、不良金額全体の74%を占めています。不良低減に取り組む際、パレート図の累計比率70~80%に入る項目が、効果の高いテーマとなります。
出典: TechNote,グラフの種類と活用:統計の基礎知識2,https://www.ipros.jp/technote/basic-statistics2/ ,2020/1/30閲覧
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