遺伝的アルゴリズム
genetic algorithm
GAと略される。集団でみた生物の遺伝、進化をモデルにして、発見的に解を探索するアルゴリズム(問題を解くための論理構造)。 自然界では多数の遺伝子が共存し、想定された多数の課題から最適解を探索・選定して生き延びている。 ニッポニカより
GAではこれをまねて、
データを染色体のように扱い、
まずは適当な遺伝子集団をつくり、
それをあらかじめ定めておいた適応度の評価関数(生存条件)で評価して、 適応度の高いものは増殖させ低いものは淘汰する(自然淘汰)。
ニッポニカより
$ \textcolor{green}{特徴}
GA はほかの3つの手法に比べて,自由度が高く, 設計変数の多い大域的な最適化に有効である.10 ^ (10~20)程度の解を持つ大きさの問題に有効であ る.広範囲における探索,最適化問題,機械の学習問題など多岐にわたって応用可能である.一方,繰り返し計算による計算負荷の大きさ・早熟収束により 局所解へ収束する可能性の 2 つの課題点がある. 早熟収束は,最初の方の世代で他の個体より適応度が 圧倒的に高い個体が生まれた場合に起こる.その個体の遺伝子が集団中に爆発的に増えて,解の探索が 早い段階で収束してしまう現象である. 引用
日本大百科全書(ニッポニカ)
論文引用かくにんmikilab.doshisha.ac.jp/dia/monthly/monthly2014/mlm152/syagami/syagami.pdf
(2019/12/18)