相関関係
相関関係と混同されるものに、「因果関係」があります。相関関係は、2つの事象の間にある何らかの関係のことです。ただし、どちらかの事象がもう片方の事象の直接的な原因かどうかは不明です。一方の「因果関係」は、2つの事象のうち一方が原因となって他方の結果があるという関係のことです。
相関関係とは「一方の値の大きさと、もう一方の値の大きさに関連性がある」関係のこと。 例えば「Aが多いとき、Bも多い傾向がある」という場合、「AとBは正の相関関係がある」と言います。 ※逆に「Aが多いとき、Bは少ない傾向がある」という場合は「AとBは負の相関関係がある」と言います。 相関の強さは、相関係数で表されます。
相関関係とは
相関関係の意味は、広辞苑で以下のように解説されています。
一方が他方との関係を離れては意味をなさないようなものの間の関係。
例えば「父と子」「右と左」「上と下」は片方を軸として説明されている概念であり、相関関係があるでしょう。
また、数学の世界では相関関係とは「一方が増加する時、他方が増加もしくは現象する傾向が認められるという二つの量の関係」とされています。
つまり相関関係とは、AとBの事柄になんらかの関連性があるものを表しているでしょう。
例えば「時間の経過」と「空に浮かぶ太陽の位置」には相関関係があります。
朝には東の低い空にあった太陽は、時間の経過と共に南から西へと移動していくでしょう。
しかし、この2つの事柄に因果関係はありません。
参考文献