面接指導の進め方(初めて出席する人はここから!)
【はじめに】
「数学Ⅰ」の面接指導は,一斉指導(講義)形式ではなく," PSI " という理論に基づいて,個別指導形式で実施します。PSI とは " Personalized System of Instruction "(個別化教授システム)の略です。通信制の旭陵高校で学ぶみなさんの数学Ⅰの 自学自習を支援する ためには,これが最適だと考え採用しました。
以下で,面接指導の進め方について解説を行いますので,読んでいただき,わからないことがあればLINEや面接指導の中などで遠慮なく質問してください。
【学習の方法について】
PSI では 自分のペース で学習を進めていくことができます。面接指導のどの回に出席しても,あなたの学習の進み具合に合わせた内容の学習に取り組むことができ,個別指導 を受けることができます。個別指導の際に,レポートの理解できなかった内容の質問をしてもらっても構いません(問題の答えは教えられませんが)。
面接指導ではレポートの内容が理解できているか確認するための「通過テスト」を実施します。通過テストは前後期各4回分用意されており,第1回に合格したら第2回,第2回に合格したら第3回,というように順番に取り組んでもらうことで,1回ずつ確実に習得していってもらえるようになっています。通過テストは自信がついたら,自分のタイミングで 受験できますし, 合格するまで何度でも 受験することができます。また,合格できないと単位が修得できないわけではありませんので,安心して積極的にチャレンジしてください。
そして,通過テストの受験資格として,「該当する回のレポートが提出済み」であることが設定されています。面接指導に出席する前にレポートの提出 をできるようにしていきましょう(面接指導に出席した際に,第1回レポートが提出済みでない場合には,まずは第1回レポートの作成に取り組んでもらいます)。
通過テスト対策の学習は「模擬テスト」で行うことができます。通過テストは模擬テストの類題を出題しますので,自信がつくまで練習してみてください。解答例もありますので,自己採点してみてください。
模擬テストでわからない内容があれば,「学習ガイド」で学習をしてみてください。学習ガイドも前後期各4回分用意されており,模擬テストの各問題に対応しています。学習ガイドは,6つのステップ(「学習目標を確認する → 解説を読む(動画を視聴する)→ 公式を覚える → 解答を写す → 穴埋め問題を解く → 自力で解く」)を踏みながら段階的に理解を深められるようになっています。
「模擬テスト」と「学習ガイド」は,全てWeb教材として 面接指導用教材 に掲載されています。面接指導では「通過テスト用プリント」または「学習ガイド用プリント」に解答を書いてください。自宅で学習する際は,自分のノートに解答を書いてください。 面接指導の1時間の流れは,以下の図の通りです。
https://gyazo.com/be3ce05758085cdbb58ccef67852493e
※ 画像をクリックすると拡大されます
面接指導では,数学科の3名の教員が 個別指導 を行います。みなさんのレポートの内容の疑問を解決し,通過テスト合格をサポートします。
ここまで説明をしてきましたが,面接指導に出席する中で徐々に慣れていってもらえればと思います。1年間一緒に 単位修得に向けて 頑張っていきましょう!
※ 通過テストは,面接指導の時間中だけでなく,平日(火曜〜金曜)の学校や校外サテライトのちょいさぽ(栄)でも受験できます!
【受講例】
数学Ⅰの面接指導の面接指導に出席するのはX2の今回が初めてだ。周りには前回も出席したからか慣れていそうな人もいる。とりあえずその人に合わせて動いてみよう。
入口で出席カードとタブレットを先生から受け取った。自分は今回が初めての出席だから白紙の出席カードを受け取ったが,2回目の人は自分の名前の出席カードを受け取って,先生からのコメントを読んでいる。
座席は自由席らしい。
チャイムが鳴って,簡単な面接指導の進め方の説明があった。面接指導では通過テストに合格することを目指すようだ(テストかあ...嫌だなあ)。
最初に,出席カードの左の列の「今回取り組みたいこと(目標)」を書く時間があった。初めてなので何を書けばいいかわからなかったが,そういう人はまずは「第1回の通過テストを受けてみること」を目標にするといいと先生が言っていたので,その通りに書いてみた。
次にやるべきことは「最初にやること判断カード」(なんだこの直球なネーミングは!?)で決めるように指示があった。
https://gyazo.com/137dc8eeb0b7fe66cb75506b9753bef0
第1回レポートは今日登校したときに,事務室のポストに入れてきたので「提出済み」だ。第1回模擬テストの問題を見てみると,解けそうな問題もあるけど,そうじゃない問題もあるので,「まだ解けなそう」だ。とりあえず模擬テストの問題が全て解けるように,学習ガイドで復習してみるか。学習ガイドや模擬テストは,タブレットのデスクトップ画面上にある「数学学習サイト」のページからアクセスできるらしい。
学習ガイドは全ての内容に取り組む必要はなく,模擬テストでわからなかった問題と同じ内容だけやればいいらしい。学習ガイドは「学習目標を確認する → 解説を読む(動画を視聴する)→ 公式を覚える → 解答を写す → 穴埋め問題を解く → 自力で解く」の流れで進めていく構成になっている。これなら数学が得意でない自分でも理解していけそうだ。
途中でわからないことがあって考えていたら,先生が声をかけてくれた。1人1人のもとを回って教えてくれるのはありがたい。先生には通過テストにチャレンジすることを勧められたが,まだ自信がないので,もう一度模擬テストの問題を解いてみることにする。
模擬テストで満点が取れたので,通過テストを受けてみることにした。出席カードと筆記用具を持って,隣のS4教室に移動した。問題用紙と解答用紙が渡されて,すぐに解き始めた。
解き終わって見直しも終わったところで,先生が「終わりましたか?」と声をかけてくれて,その場で採点をしてくれた。1問だけ不正解だったが,「どこで間違えてるかわかりますか?」と聞かれて,計算ミスに気づいて直したら合格にしてくれた。「初めての出席で合格できるのはすごい!」と褒めてもらい,出席カードに合格のサインを書いてもらった。合格できると嬉しいもんだな。
ここで残り5分となり,出席カードの真ん中の列の「振り返りと次回に向けて」を書く時間になった。「今回は合格できたけど,計算ミスがあったので見直しをこれからはもっとしっかりとしようと思う。次回はすぐに第2回の通過テストを受けられるように,家で模擬テストで勉強してから出席する。」と記入した。
チャイムが鳴ったので,最後に出席カードとタブレットを先生に渡して教室を出た。あと残り2回の前期の面接指導で,第4回の通過テストまでクリアできるように頑張ろうと思う。
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