じっくり読書会第4期『反知性主義』
テーマ本:『反知性主義』
本書のタイトルである反知性主義は、〈反・知性主義〉のこと。〈反知性・主義〉ではありません。学歴社会と能力主義、キリスト教の実利主義化、自己啓発、メジャーリーガーと人格教育、ヒーロー像、カジュアルな精神分析(セラピー)、頑なな平等主義…などが米国の歩みと共に語られます。
複雑さが増すこの多元的な社会において、協働を実現する役割を担うためには、平等や倫理について考え続けねばなりません。特にこの点において、本書を読む価値は十分にあるといえましょう。
ちょこちょこと臨場感あふれるエピソードが出てくる本書は読んでいて楽しいと思います。
いっしょにじっくり読んでみませんか?