World Settings: Terre et Extraterre
Timeline
第0期 旧世界の終焉
地球
災害?・戦争?・感染症?・環境破壊?により人口が激減し居住が困難な状況に陥る。人類絶滅を防ぐため、地球外植民地(火星・金星)への集団移民が決定する。後に締結される惑星間協定により地球への接触は千年スパンで原則禁止となる。一部の人類は地球に残ったものの、科学技術は急速に失われ、歴史記述も途絶える。
月
自由主義の科学者たちを中心とした国際協力機関によって管理されている。地球では反対世論が多くシュコダル条約で禁止された遺伝子操作を積極的に行って新人種を生み出し、それらを秘密裏に地球に送り、環境適応テストを繰り返している。その後、惑星間協定により研究の中止・撤退を余儀なくされる。 第1期 新世界の始まり
地球
かつて月で遺伝子操作をされた人種たちと、地球に残った旧人類が、それぞれ各地に散らばって独自の共同体を作っている。過去の遺産を利用しながらも、基本的には原始的な生活を送っている。旧世界に関する知識の殆どは失われてしまっている。 月
惑星間協定の管理下に置かれている。地球を脱出した人々を再度地球に近づけないため、無人防御施設として機能している。
火星(星連)
USP(太陽惑星連合)の所属で、自由主義の政府が統治している。広大な土地を自由に開拓することを是とし、着陸した移民船を中心に居住地が拡散している。惑星のテラフォーミングに挑戦しているが、成果が芳しくない。人口増加がコントロールできなくなりつつある。薄い大気と軽い重力を活かし、固体燃料ロケットと地上車が発達している。
金星(星連)
USP所属の惑星で、社会民主主義的な政府が統治している。限られた環境と資源を有効に活用できるよう、あらゆる人や物が計画的に管理されている。酸素の満たされたドームによって空中に浮かぶ雲間都市を中心に、軌道上から太陽エネルギーを得て発展している。厚く比重の重い大気の中なので、大小の飛行船が主要な移動手段となっている。
第2期 惑星戦争の機運
地球
全土で各人種が混じり合い、民族(ライフスタイル)毎に様々な共同体を築いている。ただし民族同士の干渉は交易等を除いてあまり行われていない。船や街道といった移動手段も生まれているが、遠隔地との交流は限定的で、代わりに緩やかな地域連合が興っている。科学技術は進歩しつつあるものの、化石燃料ではなくクリーンエネルギーの利用が主流。一部で電信や電車も使用されている。 月
USPが解体し、無政府状態で破棄されている。火星連邦(エメフ)がレーダー施設や軍事基地の建設のための実効支配を目論んでいる。
火星(エメフ)
軍事政権によって統治されている全体主義惑星。惑星間協定などの歴史は一般市民に忘れ去られ、或いは政府によって隠蔽され、早期の地球奪還を目指している。地球侵攻・対金星戦闘用の宇宙船団建造のため、あらゆる資源が投入されている。資源の枯渇と機械のメンテナンス不足が深刻であり、多くの人々は劣悪な生活環境と貧困、厳しい労働に苦しんでいる。
金星(ヴェネリア共和星)
共産主義的な政府に統治されている共和制惑星。長らく続いた平和のせいで、外交や軍事面においてエメフの強硬策に対する有効な対応ができていない。人々はAIが示す指針に従い様々な管理制度の中で暮らしているが、比較的自由で快適な社会および環境で生活を送っている。
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Terms
シュコダル条約
遺伝子操作によって新人種を作り出すことを禁止する国際条約。
太陽惑星連合(星連)
♂ USP (the United Solar Planets)
♂ 太阳行星联合
♀ Planeti Saularei Unitei
地球を脱出した人類により植民された金星と火星、および保護下の地球によって構成される連合。(第0期〜第1期)
惑星間協定(アブルフェーダ協定)
The Interplanetary Treaty (The Abulfeda Treaty)
火星移民と金星移民によって締結された協定。地球に対する接触禁止と、惑星間の相互不可侵を主に定めている。(第0期〜第2期)
エメフ(火星連邦)
♂ Emef (MF / The Martian Federation)
♂ 火联(火星联邦)
♀ Fede-Marta (Federationa Martiane)
後に星連を脱退した火星を統括している連邦国家。地球奪還のための軍備増強に力を入れている。(第2期)
ザンズ(アレクサンダー市)
♂ Xands (Alexander City)
♂ 亚山(亚历山大市)
♀ Alexandria
ヴィノグラードフ・クレーターに着陸した火星移民船「アレクサンドロス三世号」を中心に発達した大都市、および周辺の居留地や鉱山などを領有する国家。火星連邦の首都でもある。形容詞は Xandrian(ザンドリアン)
カーン(ジンギス・カーン市)
♂ The Khan (City of Genghis Khan)
♂ 汗城(成吉思汗市)
♀ Genghischania
グラーフ・クレーターに着陸した火星移民船「ジンギス・カーン号」を中心とした都市国家。エメフの中ではザンズに次ぐ規模を持つ。形容詞は Khanese カニーズ。(第1期〜第2期)
ヴィーニーズ(金星主義者)
♂ Veenies, Venusianists
♂ 金民主义者
♀ Protestanti Martianei
エメフの政策・体制に反対し、親金星の立場をとる革命勢力。(第2期)
ヴェネリア共和星(共和金星)
♀ Planeta-Publique Venerie
金星を治めている共和制国家。かつて破棄された惑星間条約に準ずる形で地球保護の姿勢を示している。(第2期)
コンコルディア
♀ Concordia
♂ Concord
ヴェネリアの首都。ギリシャ・ローマ風の古典建築のモチーフが用いられたドーム構造の複合体から成る雲間都市。(第2期)
ベルヴィーカ
♀ Bellevica
♂ Bellwick
ノルドヴェンティア
♀ Nordëventia
♂ Northwind
ヴェネリア随一の工業都市。地上の鉱山と複数のエレベーターで接続されている。NorNava飛行船工場を始め、製造業の一大拠点になっている。(第1期〜第2期)
サウルポリータ
♀ Saulëpolita
♂ Heliopolis
ヴェネリアの古都にして、人類最初の植民都市。(第1期〜第2期)