境川の地域清掃活動を支援する環境学習テーブルゲーム『境川ピカピカ大戦争!』
池原 明日佳
境川は、東京都町田市相原町の草戸山を源とし、東京都と神奈川県の境界に沿って南東に流れ、相模湾に注ぐ2級河川である。同河川を題材とした総合学習の能動性を高めることを目的に、境川を題材とした環境学習ツール『境川ピカピカ大戦争!』を提案した。同ツールは、小学生3年生以上を対象としたプレイヤー人数2〜4人のボードゲームである。主たるユーザーは相模原市立宮上小学校3年生で、その「総合」の環境学習で使用する。授業の流れは、1)境川に関する学習、2)ゲームプレイ、3)現地調査や清掃活動への参加、と設定した。このことにより、児童の環境学習に対する能動性を高める。アイテム構成は、縦横45.7㎝のボード1枚、花チップ、縦29cm、横8.5㎝の付属ボード、ゴミチップ30枚、アクションカード34枚である。準備とプレイについては、まず、ボード上にゴミチップをランダムに配置し、アクションカードをシャッフルし、1人3枚配る。配り終り余ったカードは、山札おきに置く。ゲーム開始後、手番が回ってきたプレイヤーは手札から1枚アクションカードを使う。ゴミを減らした場合、ボードの階段に花チップを置く。これがポイントとなる。ゴミチップを減らす時、裏面に生物が書かれていた場合、追加点として花チップをボードの階段に置ける。手番が終わったら、山札からアクションカードを1枚引き手札に加え、手札を3枚にしたら手番終了となる。プレイヤーの誰かが10ポイントになるか、ボード上のゴミチップがなくなったらゲーム終了で、ポイントが一番多い人の勝利となる。
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