リアルコミュニケーションを誘発する間接的フリーハグ・パペット
戀塚 基
2019年度の少子化社会対策白書によれば、18~34歳の未婚者の約53%が、結婚の意思を有しつつパートナー探しに取り組めていない。この状況を解決していくためには、地域コミュニケーションの多様性を作り出すことが重要である。以上を踏まえ、消極的婚活者を対象として、リアルコミュニケーションを誘発する「間接的フリーハグ・パペット」をデザインした。同パペットは、ボディおよび片腕の担当と、残る片腕の担当の計2名で操作する。ボディは背面から差し入れた手で口部分を保持する。腕は肘から延びる棒をつかんで操作する。両者が協働し、近づいてきた参加者とハグする。タンデム操作により、参加者とのコミュニケーションのみならず、操作者間のそれも誘発する。渋谷ハチ公広場と八王子駅北口で検証した結果、消極的婚活者の参加は若干名であったが、パペットが通行者の興味関心を引き、操作者や他の参加者とのコミュニケーションを誘発することを確認した。
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