マレーシア・クニャ族の児童教育を支援する参加型ビーズ細工チャリティ
ムハマド アリフ ビン ジャミル
東マレーシア・ボルネオ島の先住民クニャ族は、伝統的ビーズ細工の技能者の高齢化と、児童教育の未整備という社会的課題を有している。本研究では、それらの支援を目的とした参加型ビーズ細工チャリティの枠組みを提案した。中学生以上のチャリティ参加者はまず、全10種の模様があるビーズ細工キットを購入し、制作したビーズタイル(約8×8.5㎝)を所定の場所に届ける。事務局は集まったタイルを繋ぎ合わせ、全5種となるタペストリー(40×45㎝)を制作し、図書館等の公的機関やクアラルンプールのセントラルマーケット等の観光地に展示、QRコードを利用した募金を募る。この募金やキット代金の一部が児童教育の支援に使われる。キットの使用検証の結果、初心者は約90分、経験者は約40分でタイルを完成することができた。同提案について複数のマレーシア教育関係者にインタビューしたところ、今後の実施に期待する旨のコメントが得られた。
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