ハラスメントの発生可能性について学ぶテーブルゲーム『STOP!ハラハラ』
香川 遼
地域コミュニケーション促進の一助として、ハラスメントに関する理解を深めることを目的に、その多様な発生可能性に着目したカードゲーム型学習ツール『STOP! ハラハラ』を提案した。本ゲームは、プレイヤー各々が想像した未来のハラスメントについて共有し、その発生可能性を議論するものである。主たる用途はハラスメント研修で、対象年齢は15歳以上、プレイヤー数は2〜4名、プレイ時間は30分程度である。カードの大きさは縦86×横54mmで、計40枚ある。表面にはプレイヤーの発想源となる抽象的なイラスト(全40種)が表記される。これらのイラストは、筆者が「ハラスメントは日常生活で起きるもの」という視点に立ち、普段の生活から発想したものである。試作検証をとおして、文字よりも同種のイラストの方がプレイヤーの発想に役立つことを確認している。ゲームのルールに関係しない裏面には、共通イラストが表記されている。基本的なプレイの手順は、1)想像、2)発表、3)共有、4)得点、5)ゲーム終了である。イラストカードを一番多く獲得した者が「ハラスメントマスター(勝者)」となる。
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