LGBTを題材とした多様性理解を支援するテーブルゲーム『作れ！最高の友達』

中村 蓮

地域コミュニティに属する性的マイノリティの理解を促進し、共感を育むためのテーブルゲーム型学習ツール『作れ！最高の友達！』を提案した。キャラクターボード７枚、キーワードタイル４種(趣味嗜好タイル、性格タイル、外見タイル、恋対象タイル）、目標カード５個、要素カード10個で構成される。対象年齢11歳以上、プレイヤー数２〜５名である。プレイ開始にあたり、キャラクターボード１枚と、目標カードおよび要素カードを１枚ずつ、それぞれ無作為に配布する。プレイヤーはそれらを組み合わせる。キーワードタイルは表にして場の中心に広げて配置する。ジャンケンで手順を決める。プレイ内容は、１）キャラクターづくり、２）共有、３）ベストキャラ選定の３つのフェーズがある。まず、キャラクターの性格や外見、趣味嗜好、恋愛対象、ストーリーを考えながら、キーワードタイルを順番に１枚ずつ選択し、ボードに配置していく。次に、順番に作成したキャラを紹介し合う。最後に、相談の上、最も魅力的なキャラクターを選定する。これらのフェーズを繰り返しながら、人間の多様性理解の促進をはかる。

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