受託制作ウェブアクセシビリティ現場最前線
フロントエンドエンジニアを担当、アクセシビリティ監修にますぴーさんが入っている
モーションを止められるようにした
逐一止めるよりは全体を止めたいのでは?と推測して、全体を止めるようにした
全体停止ボタンはWCAG的に大丈夫?
コントロールはページの先頭か、動きのあるコンテンツの近くに配置する。動きのあるコンテンツ又は点滅するコンテンツのすべてを一つのコントロールで停止できるか、コンテンツの別々の部分を別々のコントロールで停止できればよい。
モーション停止ボタンは先頭ではないが、ロゴの次にフォーカスされるものかつ、フォーカス順序を変えてまで先頭にするものでもないため、大丈夫と判断した
モーション停止した状態で離脱した状態あとは、再訪したときも停止している
OS単位で停止している場合は、モーション停止状態で始まる。任意でモーションをONにすることもできる
モーションをONにした情報は保存されない
検索フォーム
実装方法と考えかたはいろいろある。それぞれの人でどう考えどう実装していくかが大事
検索結果表示
表示ボタンを押したときに検索結果の件数にフォーカスされる
ページを切り替えたとき(ページャーを押したとき)に件数の下に「nページ目」という不可視要素があってそこにフォーカスされる
他にも考えられるパターンはいろいろある
本当はユーザーテストもできたらより良いものにできそう
selectとmenu
menuはselectと違ってメニュー項目の1つ1つがリンクになっているという見解
selectは何か選択したときにコンテキストは変更されない前提
selectでコンテキストを変更したい場合は説明文を入れたり決定ボタンを押したりするとかが考えられる
フォーカスインジケータ
Safariが若干バグっていて、クリックしたときにフォーカスインジケータが付く
ブラウザーのバグなので付けたままにしてほしい、と話そう
ウェブアクセシビリティ向上で苦労した経験
その作業がどれくらい大変なのか見えにくく説明コストが嵩む
WCAG AAと向き合ったときのコントラスト比問題
チェックが大変で難しい
情報設計やデザイン面で個性を出すと実装が大変になる
ウェブアクセシビリティ向上で実案件で工夫したことがあれば教えてください
回答は生々しいので省略
ウェブアクセシビリティ向上に取り組む面白さを教えてください
ルールがある中での創意工夫
より多くの人に情報取得してらえる
ウェブアクセシビリティ向上に取り組んでよかったことが教えてください
仕事への意義を感じた
問い合わせ・採用応募が増えた
デザインの説得力が増した
能力向上にもつながった
賞が取れた
AAA11Yの紹介
立ち上げのきっかけ
自社運用できるものを作っていきたい
自分たちの苦労もあった
制作参考
説明事例
運用方法
応募する or 社員一人ひとりが週に1サイト登録→審査→掲載
掲載するサイトの探し方
ウェブアクセシビリティへの取り組みが強い国や業界を調べてあたっていく
アクセシビリティポリシー・アクセシビリティ方針・accessbility statement・accessbility designなどの言葉で検索
Googleアラートでアクセシビリティ関連のワードを登録
運用しての気づき・発見・学び
欧州・アメリカ・オーストラリアは対応が進んでいて、アジア・南米は遅れている傾向
韓国・中国は法律でアクセシビリティが義務化されているはずだが、言語の壁でうまく見つけられていない
SDGsやサステナビリティ的な取り組みを発信している会社であっても、アクセシビリティにあまり配慮されていない作りになっているページが散見される、もったいない
海外では「準拠している」と言い切っているところは少ない
画一的な正解はない
WCAGやJIS規格はひとつの指標
最終的には設計・デザイン・実装した人の意図が大事
ウェブアクセシビリティは結局IA・UIデザイン・UX向上につながる
視野を広げる・いつもとは違う操作を想像する