ポテンヒットをアウトにする
私は仕事においてお見合い落球が発生することが大嫌いです。そういう狭間に落ちそうになっているボールを積極的に取りに行く人が評価されて欲しいと思います。
そういう狭間の業務は、多くの人の死角に入っていたから狭間に落ちそうになっている訳で、目標設定のスコープからは漏れているものです。なので、目標に囚われすぎると、そういった業務を拾いに行くインセンティブはありません。これもまた悪しき局所最適です。
目標設定は大事ですが、それに囚われすぎ、全体最適な行動を取ることが称賛される風土作りや、インセンティブ設計をしたいと考えています。
私が、ヘンリーの中で持っているメインのミッションが、エンジニア含めたプロダクトチーム全体の採用です。
採用においてはそれぞれの専門性に加えて、先に述べたミッション・バリューへの共感が大事です。ミスマッチによる採用失敗のダメージは大きく後を引くため、採用基準は妥協してはいけません。
私は、エンジニア採用を中心に採用には10年近く携わってきましたが、自分が採用に関わったエンジニアについては、失敗したことはほぼ無いと思っています。これは自分の中での自慢です。
ただ、一年で100人を超えるような採用ペースには携わったことはありませんし、そういうペースで多くの魅力的な人材を採用している企業に対して羨望の眼差しを向けてきました。
優秀な人が綺羅星のように集まり、それぞれがコラボレーションして思いもよらぬ価値を生み出せる環境は魅力的です。それを実現したいと考えています。