セーフティネットとしての設計
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自分の考える設計とはセーフティネットであり、全体を通して一定の品質が担保されていることで、チャレンジしやすい環境を作り出すことができるもの。
チャレンジできる環境にあると、視座が高まり、ユーザー視点で物事を考えられる余裕が生まれると考えている。
フロントエンドでいうと本質的なUI/UXの隙間を埋める余裕が生まれる。
「これぐらいの最低品質を守れてたら後は非機能要件にリソースさきたいよね」、みたいな一つの判断基準となるもので、意思決定を素早くするための設計。
厳密なルールを定めた多重レイヤ構造というよりかは、アプリ全体としてのポリシーはありつつも、機能単位で柔軟に設計や戦略を変えられるようなのが理想。
その裏には、「フロントエンドが本当に見るべきなのはユーザ視点でのプロダクト体験」であるという強い思いがある。
この考えはここ1~2年間のSaaS開発の内省を重ねて生まれてきたもので、最近は以下のようなことをよく考える。
拘るところとそうでないところにメリハリをつける (すべてを100%にする必要はない)
影響範囲が自明で捨てやすいことを心がける
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