シフトレフト
当たり前ですが、良く聞く開発手法やアプローチはそれが誕生した背景をきちんと調べることが大切ですね。
シフトレフトテストとは、品質保証 (QA) とソフトウェアプロジェクトの開発部分を統合するためのより良い方法を指します。これら2つの機能をより低い管理レベルでリンクすることで、テストプログラムを拡張しながら、必要な人員や機器を大幅に削減できます。
Larry氏は、Tru64 UNIX(64ビットUNIX)の開発において直面した、開発とテストが分担されたウォーターフォール型の開発プロセスの問題点に言及し、その解決方法として実施したことをシフトレフトテストとして記載しています。 なお、記事ではウォーターフォールとは明記されていません。しかし、2001年はアジャイル・ソフトウェア開発宣言文が発表された年であり、エンタープライズな領域ではまだまだウォーターフォールが主な開発手法であったと推測します。