「要件をすべて洗い出す」のは無理
「要件をすべて洗い出す」のは無理だ。ある要件を満たす実装を決めて初めて現出する要件がある。だから、要件を洗い出そうとすると、実装に関する仮定を置かざるを得ない。うすうす思っていたけれど、アレグザンダーはそれを明確に示してくれた。
(注:下記2番目は「時を超えた建設の道」の誤り)
アレグザンダーは「形の合成に関するノート」では、要件の全貌を俯瞰して最適な設計を導くことが可能だと考えている。「形の合成に関するノート」では、設計上のひとつの意思決定が新しい状況を作り出し、新しい要件を生むと考えている。だから設計は生成的にならざるを得ない。僕は後者に共感する。
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