GUIの主体はユーザーである
@manabuueno:ある会社のホームページで、問い合わせフォームへのリンクが「(会社名)へお問い合わせする」という文言になっていたのだけど、おかしいと思う。 一般的にGUIでアクションを行うコントロールのラベルは、ユーザー、システム、またはターゲットオブジェクトを主体としたものになる。件の場合、問い合わせる主体はユーザーであり企業に対してへりくだる必要はないので「お」は不要。次のようになる
• 問い合わせ
• 問い合わせる
• 問い合わせする
一方、会社のホームページはユーザーの道具というより企業にとっての広報媒体という性質が強いので、ユーザーを尊敬して「お問い合わせ」という言葉を使いたがることが多い。そうであれば案内文として次のようになる
• お問い合わせ
• お問い合わせフォーム
• お問い合わせはこちら
@usagimaruma:マウスカーソルあるいはボタンなどのコントロールは、GUI世界のユーザーの代理みたいなやつらなので、「何かをポインティングしてドラッグする」のも、「ボタンを押す」のもプレイヤーであるユーザーが作用を与えることを前提に設計する。ボタンのラベルは主語をユーザーにしないとこの関係が崩れる。