結局、しつこい人がすべてを手に入れるを読んでみた
書いた動機
本屋さんでたまたま見かけて面白いタイトルだと思ったので購入。
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メモ
しつこく何かを続けるだけで成功する。成功に必要なのはしつこさだけ。才能があってもしつこく継続できなければ成功することはできない。仮に才能やIQが必要だとしても前提としてしつこいかどうかがくる。
目的と手段をはき違えてはいけない。目的がエンジニアとして働くことだとすると、そのための手段は勉強をすることになるだろう。ここで伝えたいのは手段でしつこさを発揮するのは見当違いだということ。例えば学習が1000時間経ちましたと満足しているのであればこれは見誤っています。大事なのは目的を意識することであって勉強をすること自体が目的になっていては意味がありません。学習時間を確保できているのにも関わらず学習が思うようにいかないのであれば、「なぜ理解できないのか」「どうすればよくなるか」を立ち止まって考える必要があります。手段で満足していては、勉強に飽きてきて続けられなくなってしまいます。目的に対して、どうすれば最大の効果を得られるのか、試行錯誤しながら続けることが「しつこさ」の正しい発揮の仕方です。
また、どうしても諦めなければいけない状況でなければ諦めるべきではない。成功したいのであれば「やり続けたかどうか」で決まることが心理学的にも証明されている。
多くの場合、1回挑戦しただけで諦めたり、そもそも挑戦すらしていなかったり、何か壁に当たったらすぐやめたりと諦めてしまってる人がほとんど。
裏を返せば諦めずにしつこく続けるだけで尊敬される存在になれる。理由はみんなすぐに諦めてしまうから。ある意味、人から一目おかれるためには「しつこく何かを続けるだけ」でいい。
しかし今やっていることを続けていたとしても、自分の達成したい目標に近づいているかどうかが分からなければそれは長い目線で見た時にしつこく続けることはできない。挫折してしまう。
しつこくなるためには、余計なものは捨てる必要がある。ほとんどの人が自分の目標とは全く関係ないことに時間を費やしてしまったり、エネルギーを使ってしまっていることが多い。人の意思力には限りがあるので、使える力は大切なことに使わなければいけない。ざっくりいうと、「これだけはやる。それ以外はやらない。」と決めてみる。
いいしつこさを発揮するには最上位の目標を考える必要があります。最上位の目標とは、自分にとって最も関心を持つことができる目標のことで、これを先に決めておけば目標に至るまでの手段はなんだっていいのです。これからの時代に必要な力は、自分を変幻自在に変えるサバイバル力だと筆者は述べている。必要に応じて、軌道修正する。捨てるべきものは捨て、新しいやり方に挑戦していくのが大事です。ただし、最上位の目標にかなっているかだけは確認しておくようにしましょう。
やり続けるためのコツとして、成功のイメージはできる限り具体的に持つことも大事です。これが具体的になることで、今の目標も具体的にすることができますし、モチベーションもアップするなどいいサイクルにのることができます。
ちなみについつい人と比べてしまう人がいますが、ここで大切にしたいのは「いまの自分が未来の自分と比較してどうなのか」です。
自分の強みを使って勝ちパターンを作ることも大切です。人よりうまくできること、活力が湧くことを認識し、強みを見つけましょう。強みを生かせると自然とやり続けるしつこさも湧いてきます。
続けるのが厳しくなった時は、あと1ミリ先に成功があると自分に言い聞かせましょう。何度失敗したとしても「失敗は成功に至るまでのプロセス」と理解しておけば、その失敗は次につなげるための糧になります。世の中にある成功例の大半はトライ&エラーの繰り返しで生み出されたといっても過言ではないのです。やり続けてもいい結果が見えないと落ち込んでしまいがちですが、失敗してもその先に成功があると信じて軌道修正すればいいのです。失敗をていねいに、「観察・分析・判断」すれば、成功への大きなヒントを発見することができます。うまく行かないのであれば、「実験的に別の方法を試してみる」と思いながらやると気が楽になります。
それでも「もう限界」と思うこともあります。そんなときは次の2つの質問を自問自答して欲しいのです。
このチャレンジを成し遂げられたらどんないいことがある?
このチャレンジが成功したら誰か喜ぶ人がいる?
この質問をすることで、今自分が行っていることは自分の利益にも他者の利益にもなることが再確認できます。自分の利益だけではやる気が出ないと言う方でも、他者の利益になると気づけば挑戦しようという気持ちが湧いてくるのではないでしょうか。
目標をあきらめそうなときは、この2つの質問でしつこく続けられる力を充填していきましょう。
問題に直面した時は、自分の能力不足を理由にあきらめるのではなく、「問題を解決するための課題設定や対策こそ見直すべき項目と心得る」ようにしましょう。例えば、プログラミング分からないのは自分の理解力がないからだと言うのではなく、その問題から課題を浮き彫りにして対策をしぼることが大切です。プログラミングが分からなくなってしまった過程を振り返ると、焦って課題を進めようとしていた、最低限の知識で分かった気になっていたなどと原因を想像してみてください。すると課題は「しっかりと書籍や記事をていねいに理解しつつ、アウトプットをすること」になるのではないのでしょうか。課題が見えると対策を立てることもできます。案として、「書籍をじっくり読む」「自分の手でアウトプットする」などさまざまな対策案が出てくるはずです。このように課題が浮き彫りにできれば必ず対策を講じることができます。「分からない」「辛い」「大変」といったその場の感情はいったん脇において、「問題」「課題」「対策」を考える3ステップで物事を解決に導いていきましょう。
おわりに。やり抜くこと、コツコツ続けることに、気合は根性論は不要です。ちょっと工夫をすることで「しつこさ」は誰でも発揮できるようになります。しつこくやり続ける力がある人には、失敗は存在しません。
動画でも紹介されてる
フェルミ漫画大学より