登大遊さんの「生産性を上げる方法」
「経営、工学、政治、法律、哲学、生物、化学、物理と、全然関係ないようなものを全部読む必要があります。そうすると、コンピューターとまったく関係ないように見える政治的なシステムや、哲学の色々な概念の中に出現するトポロジとコンピューターの中のシステムソフトウェアの中のトポロジには、相似形があることがわかります。したがって、ソフトウェアを開発していて困った時にヒントが生まれるつながりは同じなのです。だから無関係と思われる異なる分野について知っていれば、ソフトウェアの複雑な構造を思い浮かべるときに、非常に有利だと思います」(登氏)
https://scrapbox.io/files/60dd08726d112a001c1d430c.png
生産性をあげるには、細かい工夫を積み重ねる
開発時に使う器具にこだわる
キーボード、マウス、モニタ、机、椅子、イヤフォン
開発時の服装にこだわる
くつ下を脱ぐ、ネクタイをしない
適度な運動、睡眠
良い食事
良い開発環境を常に追求する
IDE、OS、VM、アプリ、周辺機器
いやな作業を先に済ませること
毎日仕方なく発生する雑用をリアルタイムで直ちに終わらせる
複雑な問題の明確化、文書化、図示、共有
非合理的、非生産的で過剰な人付き合いの排除
素晴らしい仕組みの構造の抽象的理解
素晴らしい仕組みを成立させている物理的な実装を、自分の目で見て中身を推定、分析すること
経済、政治、哲学、科学などから知恵を仕入れる
社会的に長期間成り立っているおかしなもの、けったいなものを分析して楽しむ
大企業や役所の既存のおもしろ仕組み
朝から晩まで、むずかしい取り組みを毎日継続して、集中して行うこと。日単位のコンテキストスイッチの削減