痣が発現時の身体状況は言語化できなくてnormal
だといいな、と、
原作128, 129話
痣が身体に発現すると身体能力がアップする
誰か一人に発現すると周囲も次々に発現する
しかし発現条件が不明
そんなわけで「どういう条件で発現したのか?」を他者に共有したい、という状況。
今回、鬼との死闘中に痣がたまたま鬼殺隊の3名に出現した
炭治郎
「なんかこうグワーッて、ガーーーッて おなかとか ググーーーッて」
蜜璃
「あの時はですね 確かに凄く体が 軽かったです えーっと えーっと ぐあああ〜ってきました! 心臓とかがばくんばくんして 耳もキーンてして メキメキメキイッて!!」
無一郎
「あの時の戦闘を思い返してみた時(中略)僕を助けようとしてくれた少年が殺されかけ 以前の記憶が戻り 強すぎる怒りで 感情の収拾が つかなくなりました その時の心拍数は 二百を超えていたと思います さらに体は燃えるように熱く 体温の数字は三十九度以上になっていたはずです」
「そこで死ぬか死なないかが 恐らく痣が出る者と 出ない者の 分かれ道です」
炭治郎や蜜璃が正常 normal だと思うterang.icon
あるいは、normalと認識する社会の方が優しいんじゃないかな 自分の身体の状況はなかなか言語化できない
ましてや鬼との死闘中の自分の身体の状況は自覚できるだろうか
坐禅やマインドフルネスの話とも通じてきそうだがここではそちらへは行かないでおく
「呼吸」の使い手である3名のうち2名が、身体を言語化するふりかえりができない点は興味深い
無一郎があの時の戦闘を思い返してと話し始める通り、振り返っている点は注目だろう 上記では書かなかったが
3名とも「痣の発現方法を御教示願います」と問われて、返答する
アーレントは孤独 solitude なとき(それは自分と自分の中のもう一人の二者でいること)に自身の経験、意見、判断を熟考し、批判的思考を行えるとする 孤独 solitude / 孤立 isolation / 見捨てられた状態 loneliness|Verlassenheit は別 組織人として、
「痣」という、普段とは異なる自分の身体状況に直面したのだから 組織に報告できるようにして自主的に振り返って言語化しておくべき、
あるいはレポートを提出すべき
そういう意見はあり得るかもしれない
terang.iconとしては、もっともだと思う一方で、
他者(例えば問うてくれる人)が介在する振り返り環境を推奨していきたい