SECI to GRAI
GRAI: 生成的(Generative)かつ受容的(Receptive)なAI
SECIの4つのフェーズそれぞれに、人間(h)の視点とマシン(m)の視点で分割し、8つのインタラクションフィールドへと拡張
AI(マシン)が暗黙知に近い領域を扱えるようになり、従来人間にしかできなかった知識集約的なタスクにマシンが参加できるようになった
生成的に(G)、新たな視点やコンテンツを出力する
受容的に(R)、人間の会話をマシンが聞いて表現を再構築する
SECIは組織内の人間による知識創造のプロセスを説明する枠組みだった。対してAIが普及した現代、人間中心の活動が、どのようにAIによって増強された Machine-augemented プロセスへと移行しているかを説明し、人間とマシンのインタラクションを探る必要がある。 Karsten Böhm & Susanne Durst
SECI
共同化 Socialization
組織の暗黙知を個人の暗黙知へ
GRAI
マシンから人間へ
$ S_m \to S_h
生成AIが複雑なトピックを人間に、理解度や詳細度を合わせて説明する。
人間からマシンへ
$ S_h \to S_m
連続的・反復的に、現実世界の具体的な状況をAIに教え続ける
SECI
表出化 Externalization
個人の暗黙知から個人の形式知へ
GRAI
(他と異なって、「人間からマシンへ」が先で根本的)
人間からマシンへ
$ E_h \to E_m
RAGなどを使ってAIがより正確に、その組織固有の情報を理解する マシンから人間へ
$ E_m \to E_h
非構造化データを構造化する。例えば製品画像から色や素材などの属性を抽出し、データベース情報に変換する。
SECI
連結化 Combination
個人の形式知から組織の形式知へ
GRAI
マシンから人間へ
$ C_m \to C_h
全社の議事録や会話スクリプトから、決定事項や要点を自動生成する。
人間からマシンへ
$ C_h \to C_m
人間の対話中の内容をAIがパターン化し、創造のツールとして使う。特定のアーティストのスタイルで、現実には存在しない光景の画像を生成するなど。
SECI
内面化 Internalization
組織の形式知を組織の暗黙知へ(そしてまた共同化へ)
GRAI
マシンから人間へ
$ I_m \to I_h
AIが人間の学習や概念理解を支援する。AIを、フィードバック役、メンター役、コーチ役などにする。
人間からマシンへ
$ I_h \to I_m
長期間にわたって人間の言動を観察して、適切なサポートをAIが能動的に提案する。