秋風に山の木の葉のうつろへば人の心もいかがとぞ思ふ
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秋風で山の木の葉の色があせていくように、人の心も移り変わっていくものですから、私が好きなあの人の心もどうなのだろうと思わずにはいられません。
「うつろふ」は、変化していくようすを表します。色について好ましい変化ならば「色づく」意味になるし、好ましくない変化ならば「色あせる」意味になります。色だけではなく人の心にも使われ「心変わりする」意味になります。 「人」はここでは「私が思っているあの人」のことであると同時に、世の中の人たちみんなのことも念頭に置いています。 あきかぜに やまのこのはの うつろへば ひとのこころも いかがとぞおもふ
あきかぜに やまのこのはの うつろえば ひとのこころも いかがとぞおもう