みんなの「やってほしいこと」で世界は動いている
経済をシンプルにとらえるとこんな感じ。
お金を渡せば、自分の代わりに仕事をやってもらうことができる
逆に他人の代わりに仕事をやってあげると、お金がもらえる
例えてば、スーパーで野菜を買った場合と、自分一人だけで栽培した場合を比べてみよう。
完全に自分一人で野菜を手に入れる
山野などでどうにか種を手に入れる
畑を耕し、植える
長い間、水をあげたり世話をする
収穫する
スーパーで野菜を買う
農家の人が栽培してくれる
それをJAの人が集め流通にのせてくれる
トラック運転手さんがそれを運んでくれる
スーパーの店員さんがそれを並べる
トラックを作った人も、その材料の鉄を作った製鉄外車、燃料のガソリンを石油会社、スーパーの建物を建てた人、レジのメーカー…など無数に人々が、自分が0から食料を作る代わりに仕事をしてくれている。
その代価としてお金を支払っている。
逆に自分がお金をもらうは、他人の仕事をする代価として給料をもらう。
そうやってそれぞれ少しずつ他人の仕事を代わりにやることで作業を効率化し、結果として超複雑な社会が自動的に調整されながら構成されていると思うとすごい。
ちょっと話を戻すと、私が言いたいのは、自分が「やりたいこと」とお金とは直接的には関係がないということ。
学校では「やりたいこと」を将来の夢として語らせるが、ちょっとズレている気がしている。
いくら自分がやりたいことがあっても、それをやってほしい人がいないとお金にならない。
お金がないと他人に何も頼めないので生きていけない。
じゃ、「やりたいこと」や「将来の夢」はいらないのか?
実際にはこんな感じじゃないか?
「やりたいこと」は「やれること」を増やす。
「やれること」が増えると「やってほしい」人が現れ、お金がもらえる。
自分がやりたいことや他人から頼まれたことで「やれること」が増えて、更に頼まれ…と好循環になっていくと幸せな人生が送れそう。
いまは他人の「やってほしい」ことが目まぐるしく変わる時代。
人生を生き抜いていくためには「やれること」が一番重要。
そのために「やりたいこと」が重要になってくる。
もし「やりたいこと」があるんだったら今すぐ行動すべし!