夢が醒めても幸せ
#曲https://www.youtube.com/watch?v=Q6aCInpInK8 https://www.youtube.com/watch?v=FLW2mjET2qk
気持ち悪がられること考えてる時とか、恒常化したがち辛いな〜って気持ちな時とかって、
日常の何気なーいときに、普通の顔して普通に楽しく人と喋ったり、吉野家で牛丼食べたりしてるじゃないですか。
だから、感情とか気持ちをメインに曲作るとき、感情だけにフォーカスを当てた表現って不自然であんまり好きじゃなくて(アニメとかにありそうな出来すぎたシチュエーションで、過剰に涙を流していたり、怖い言葉で罵って怖い顔をしていたり)、
それが"フィクション"である限り、その曲で言ってることも、なんだかリアルに伝わってこないなーって思います。あくまで僕の感想だけど。
これは僕のなんとなく考えていることなんですが、その感情とか環境とかを抱えてる張本人って、それをうまく創作にはできないと思っています。
めちゃくちゃ感動する物語の主人公って、自分を取り巻く環境とか日常に、見てる側と同じ様に感動ってしないじゃないですか。その渦中の目にいるから。
だから創作できるってことは、それっぽいものを作れれば作れるほど、その感情の"ネイティブ"の人間ではないんだろうな、と思っています。
それで結局僕はと言うと、
ウワー!って部屋で一人でめちゃくちゃに号泣してODして死にかけている時とか、誰かにめちゃくちゃ暴力振るわれてガチでトラウマ植え付けられてる時とかの感情より、それらを日常のふとした時に思い出しちゃってウワ〜となっている時にこそ、本当のグロさがあるというか、
それらのガチヤバ体験や、しんど思考等が持っているエグさの真骨頂が発揮されているタイミングだと思っているので、ぼくはそれをそのまま丁寧に切り取って曲に認めたいなと思っています。
それこそが、辛い時に音楽に求められている本当の”寄り添い”なんじゃないのか!?って思うから
だって「なんとなくふと思いだしちゃった時」なんて絶対ひとりじゃんお前
最近「夢が醒めても幸せ」って曲を作ったんだけど、
これは、マジがちツラ現実を生きている人ほど、過去の些細な日常の記憶とかを夢で見ると、起きた瞬間に現在との幸せギャップでやられるよな〜っていう曲で、
本当にやばいのってってそういう、ギャップに晒された時だと思うんですよね。
ガチやばい時って、「どうにかしなきゃ!」とか「一旦脳みそシャットダウンしてやりすごそう」みたいに脳が働くから、案外その瞬間自体を乗り越えはするんですよ。多分
”忘れたことにしないと
何回でもキスをしよう
忘れたことにしないと
まだ許せないね”
って歌詞がその曲にあるんですけど、
これは今の「つれ〜」ってなってる脳と、当時の感情になって「やっぱりあれよかったな〜」って浸ってる脳の一行ごとターン性バトルシーンです