カスによるカスのためのトンデモポップ論|ちょーく
トンデモポップというタグは、幅広い音楽性を持った音楽を内包するタグでありジャンルではないのです。
何かの流行の影にはつねに流行から外れた
特異な音楽というものが存在していますが、
トンデモポップというものは流行にかかわらず、
素晴らしい特異な表現や奇抜な発想を
ポップへと融合させた「とんでもない曲」へと
名もない誰かから贈られるべき
「称号」としての存在であればいいと思います
だからです、だからですよ?
トンデモポップを絶対ジャンル化するべきではないのです、死んだなんて大げさにいいますけど、
ジャンル化なんてしたらほんとに死にますから。
この曲は「とんでもない」という称号は、
その時々、リスナーへ素晴らしい表現を叩きつけた
とんでもない曲にリスナーから与えられる称賛であって、作者がこれはトンデモポップというジャンルですと名乗るものじゃないと思います。
トンデモポップというタグは
タグのままでいいのです。
称号であることが防御装置として機能し、
リスナーの驚嘆によって
合成音声シーンの未来の姿を
克明に映し出すことができるのです。