沖ノ島
宗像市神湊(こうのみなと)の約60キロ沖に浮かぶ沖ノ島は、アジアの東端に位置する日本が大陸との交流を通じて豊かな文化を育んだ歴史と今なお続く信仰の起源を伝える。周囲約4キロ、断崖だらけの孤島は、日本と朝鮮半島を結ぶ古代航路の要衝だった。~航海安全と交易成就を願う国家的祭祀(さいし)が行われ、数々の宝物が奉納された。発掘調査によって鏡や勾玉(まがたま)、鉄剣などが出土。朝鮮の金製指輪や中国の唐三彩、ペルシャのガラス碗(わん)片など国際色豊かな遺物も見つかった。「海の正倉院」とも称される沖ノ島の出土品約8万点は国宝だ。~九州大の西谷正名誉教授(東アジア考古学)は「東アジアの壮大な国際交流の中で生まれた祭祀の遺物が、手付かずで残る遺跡は他にない」と強調する。 2017/05/06付 西日本新聞朝刊= https://gyazo.com/9addf9144bb14e8f2cffbffff29cda67
「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群 - YouTube
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