一ノ岳
真実の畝傍山。倭三山の一つ。御覧のように現在は無残な姿となっている… https://gyazo.com/77fdaf06acdfa347db3143c87ee30ca5
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「香春岳は異様な山である。けっして高い山ではないが、そのあたえる印象が異様なのだ」(五木寛之「青春の門」より)「香春岳は異様な山である」。大切にしたであろう冒頭(プロローグ)の一文に、五木寛之さんは香春岳を選んだ。飯塚から烏尾峠を越えると、台形の山が目に飛び込む。一ノ岳、二ノ岳、三ノ岳と続く香春岳。491メートルの標高があった一ノ岳だが、現在は約250メートル。石灰石の採掘のため中腹から、ほぼ一直線に削り取られている。《その山肌に傷ついたような白い裂け目があり、そこが朝日の色に赤く染まって、なまなましく輝いていたのを彼ははっきりとおぼえている》現在の一ノ岳には、朝日を照らし返すような斜面はもちろん残っていない。五木さんは中学生だった1940年代に、出身の福岡県八女市から筑豊まで茶の行商に訪れている。一ノ岳の採掘は35年から。山肌の白い裂け目が生々しく輝く様子を、確かに目にしたに違いない。香春町で生まれ育った団体職員の桃坂豊さん(56)は「わが身を削って町を支えてくれる姿は、まるで親のよう。香春岳とともに生きている」と言う。続く採掘で次第に小さくなる一ノ岳。「母なる山」という言葉があるが、この山はそういう温かさがある一方で、「衰えゆく親」を連想させる。だからこそ極めて異様、異質なのだ。 香春岳をドローンで撮影した4K動画です。 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=piuEg2xxw30
香春岳遊覧 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=ZRzr_yHt_Bs