8.比喩・諷刺・諧謔・引用
#目次
美人も年を取る
滴塵006 菴摩羅の乳房も今や皮袋 釈迦の金言偽りぞなき(テーリーガーター265)
念ずれば花は開くのか?
滴塵015 念ずれば花ぞ開くと誰か言う 竹は百年(ももとせ)優曇華三千年(みちとせ)
少年老い易く学成り難し
滴塵018 春の日の書(ふみ)読む我れは若かりき 夢成らざるに虫の声聞く(少年老い易く…より)
怒りは全てを瞬時に壊す
滴塵036 憎むなよ怒りは壊す千劫の 修行も徳もまたたきの間に(菩提行経6_1)
心澄ませば滝の音が
滴塵040 名も高き流るる滝の音涼やかに なお聞こえけり心澄ませば(百人一首より)
真理は目で見えない
滴塵045 逢はで観る夢に現に月の影 目を閉じてこそ明らかなるらめ(ゾクチェンパとしては、刮目せんか!と言いたいw)
念じても現れず、念じなくても消えないもの
滴塵47 神の御影思いだにすら現れず 思わざれども消えじ君はも(ダライ・ラマ6世の恋愛詩より)
愚公移山
照滴015 愚かなりと誰もが言わん石一つを 休まず積まば山を為さんや(愚公移山)
言葉は儚いが永遠
照滴017 言の葉は朽ちぬ黄金(こがね)か玉響(たまゆら)か 文字に記憶に留まりて生く
蝉~君は知らない
照滴027 土中三年蓄露眠 樹上三日化仙謳 君不知也世明明 冬到来則雪深深
悟りは稲妻のように姿を見せる
照滴050 電光の須臾の光に照らされし さとりのおもかげ 恋いて狂おし(菩提行経1_5)
月にいるのはウサギ?
照滴053 さやかなる月の光か わが心(むね)か 居るはウサギか ほとけか阿字か(ジャータカ番号316番「ササ・ジャータカ (Śaśa Jātaka)」)
薄氷を踏む
照滴060 深き淵臨みて恐れず 薄氷(うすごおり) 構えて履(ふ)むや密教行者(詩経小雅「小旻」、カータカ・ウパニシャッド 第1篇第3章 第14節)
ねこのこのこねこ
照滴078 ねこのこのこねこ どこのこ かわいいこ なつかないでよ つらくなるから