4.無常・生死
#目次
満月を待ち焦がれる
滴塵012 盈ちて欠く欠けては盈ちると知りながら さても恋しき三五夜の月
人は老い、桜は散る
滴塵023 留まれと散りゆく桜に思えども 散り急ぐさま齢(よわい)の如し
土から生まれて、土へと帰る
照滴039 いづくより来りて去るやアダムの子 土より生まれ土へ帰ると
あなたが泣けば、雨が降る
照滴069 ぬばたまの闇かと思ふあの日から 灑ぐ涙ぞ雨と降りける