1.仏法・教義
#目次
悟りはいつもそこに
滴塵001
叢雲の晴れて三五の月影は もとより空に在りしとぞ知る
嵐の後の曼荼羅
滴塵002
萌えいづるいのちきらめく虹の端は 嵐の後の曼荼羅世界
探すから見つからない
滴塵009
探しても見つからないのか探すから 見つからないのか私の居場所
口伝の尊さ
滴塵026
誰が口を彩る真言その御名(みな)は 君の口にぞ法を移さん
真言はありがたい
滴塵041
我が紡ぐ言の葉輝き虚空(そら)に消ゆ めでたかりけり仏の御名(みな)は
効果があってもなくても、称える続ける
滴塵042
称うれば盈ちるも消ゆるも知らねども なおも紡がん仏の御名(みな)を
無数の仏が生じては消える
滴塵043
山のごと米粒のごときみほとけの 生じて消ゆるこの刹那かな
塵壺(ゴミ箱)も法の器
照滴046
塵壺も 法の器よ 教薬吐く 薬師如来の掌の上
耳をふさぐはわが心
照滴059
語られぬ さとりの獅子吼 聞くまいと 耳を塞ぐは わが心なり