うたてやな人の言の葉頼みにき 変はらざらんや紫陽花の色
照滴032
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要点
現代語訳
ああ、愚かだなあ。あの人の言葉を信じていた。いったい、紫陽花の色が変わらないなんてことがあるだろうか?(いや、ない。そのように人は変わってしまうのだ) 注釈
人の言の葉頼みにき:他人の言葉や約束を頼りにしてしまったこと。
変はらざらんや:変わらないだろうか。(反語で、変わるだろうの意。)
紫陽花:土壌のpHによって容易に色が変わる紫陽花の花の色。不安定さ、変わりやすさの象徴。 解説
深掘り_嵯峨