孟子メモ14_25.
孟子メモ14_25.
何をか善と謂い、何をか信と謂う。曰く、欲すべき之を善と謂い、諸(これ)を己に有する之を信と謂い、充実せる之を美と謂い、充実して光輝ある之を大と謂い、大にして能く之を化するを聖と謂い、聖にして知るべからざる之を神と謂う。
→人として誰しもかくありたいと思うのを善(善人)といい、この善が真実に自分のものとなっている(言語行動に表れる)のを信(信人)という。またこの善が申し分なく充実しているのを美といい、美がうちに充実して外まで光輝を放つのを大(偉大)といい、偉大で自然に天下の人々を感化するようになると、これを聖といい、聖であってその霊妙な作用を人智では測り知ることができないようになると、神という。(すなわち人物には、この善・信・美・大・聖・神の6段階がある)