コンプレッサーの方式をざっくり覚えておく
コンプレッサーの方式をざっくり覚えておく
Gain Reduction Elementによる区分
VCA
voltage controlled amplifier=電圧でリダクションを制御してる
ボリュームノブと根本的には同じ原理
手でくるくる回す代わりにオーディオ信号を利用してレベルを上下させてる
速くも遅くもできる。とにかく柔軟性が高い。ピークを掴むのが得意。
機種
Field Effect Transistorと呼ばれるトランジスタでゲインリダクションする方式
FET自体が歪みやすい部品なので「Dirty」と言われたりする シリコン、ゲルマニウムなどファズで使われるパーツが使われるっぽい?
VCAとFETをあわせて使うコンプも多いらしいし、真空管を使ってるとVari-Muと呼ばれたりもするので、「FETはこういう音」というのは難しいらしい
リダクションのカーブを見るとVCAとあまり変わらない気もする
が、スローアタックが苦手みたいな事はよく言われる(なんでかは知らない)
機種
Optical(光学式)
入力レベルに合わせてLEDをチカチカさせてその明暗を検出してゲインリダクションする
信号の平均を取って動作するRMSタイプのコンプと考えるとわかりやすいか?
とにかく遅い
マクロにざっくりかけても破綻しにくい
が、極端なトランジェントを一旦通過させた後に遅れてガツンと動作したり、低音に過剰に反応したりもする
→先にピークを取ったりサイドチェーン入力にHFをかけておくとよい
機種
Vari-Mu
FETの代わりに真空管を使ってゲインリダクションを設計するタイプ
真空管の温かみ!みたいな持ち上げられ方してるが、真空管を歪ませることは別に重要ではない
ゲインリダクションのカーブが曲線的なのが特徴
トランジェントが大きければ大きいほどより強くリダクションする
Opticalと同じくPeakというよりはRMSっぽい動作をするのでトランジェントを捕まえるのは下手
Opticalほどは遅くない
機種
アルゴリズムによる区分
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参考: