輝くキー
久しくMP7SEの鍵盤を拭いていないことを思い出し、ひとつひとつの鍵をトレシーで吹き上げていると、あきらかに滑りの異なるキーがあることに気付いた。メガネをかけてよく見てみると、元々はサラッとマットな仕上げだったはずなのに、そこだけツルツルになっている。
なぜ? と思ったのとほぼ同時に、原因がわかった。
この鍵は、ブルグミュラー18の練習曲『空気の精』に出てくる一番低い音、左手で弾くラの鍵。この1年以上ひたすら弾き続けたので、私の小指によって磨き上げられてしまったらしい。
心なしか、少し輝いているように見えた。
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