2:ライティング・エンジンとしてのワードプロセッサー(メモ:まさきいずみ)
我、書く、故に我在り
存在すること=書くこと
手書き
明確になっていない思考をエクリチュールによって意識化しようとする。
タイプライター
何を伝えるかが「書く」前に明確になっている。
生の不確実性をより際立たせるのが手書き。
精神の社会
タイプライター登場以前のエクリチュールはバロールの代理でしかなかった。 知能とは構造化できないブラックボックスである。
構造がわかっているものは技法である。
困難なことはすべて、扱うことができ、解決が必要な部分へと分割せよ。
限定的な知能については技法の集積であることを是とする。
mskizm.icon将棋やチェスなどルールがしっかりしているものほどAI/人工知能の得意分野となっています。世界の切り分け方の提示が技法の集積? ソクラテス、彼は字を書かない
パロール至上主義は永遠普遍の超越的存在=神をみとめる。
書くことの神秘のベールを剥ぎ取った上で、技法として表れるもの。
創造的エクリチュールの道具
万年筆
タイプライター
ワードプロセッサー
mskizm.iconここで述べられているワードプロセッサーはハードウェア? ソフトウェア? あるいは概念としてのワードプロセッサーいずれでしょうか。
万年筆とタイプライターには物理的制約とあるため、物理的に縛られないソフトウェアが近いのでしょうか。
次章→アメリカにおける文章読本を参考に、創造的エクリチュール(ライティング)の技法の構造を検討する。