yasumiのメモ:『人を賢くする道具』第8章
第8章「未来を予言する」p317-p379 より
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●新しい「テクノロジーの社会的インパクト」
ポイントは、“社会的側面”に注意を向けること。
テクノロジーの種が花咲くまでの時間
テレビ:およそ七〇年
航空機:一〇〇年以上
ファクシミリ:ビジネスで使われるまでに一四〇年以上
★長い!
時間がかかるのはなぜか
「テクノロジーや産業、家庭、社会すべてが、お互いの適応のために行動と構造を進化させながら徐々に順応していく、長くゆっくりした相互調整期間」が必要。(329)
「それを支える豊かな社会基盤なしに孤立して存在しうるテクノロジーなどほとんどない」。(334)
「本当の課題は政治的、経済的、そして社会的なものであって、技術的なものではないのである。」(337)
未来予測(ノーマンの予言)について
★この本が書かれた1990年代中頃は、ちょうどパソコン通信からWWWへの転換期。その後に「相互調整期間」は短縮したか?
★今のテクノロジーの例、ChatGPTで考えると、
1990年代の回帰型ニューラル・ネットワークからは二〇年かかっている。二〇年「しか」なのか、二〇年「も」なのか。