Niklas Luhmanns berühmter Zettelkasten 4/5
https://youtube.com/watch?v=y0bsPawJEDo
claude にまとめてもらった
https://claude.ai/chat/986d8c2c-5211-4b8c-9678-7164b163c84a
Niklas Luhmannの有名なツェッテルカステン(メモシステム)に関する録音の要点を以下にまとめます:
(00:17) この対談はビーレフェルト大学で行われ、Luhmannの90歳の誕生日と、Suhrkamp社から出版された彼の遺作「Systemtheorie der Gesellschaft」の刊行時期と重なっています。
(01:18) ツェッテルカステンは大学ではなく彼の自宅に保管されており、これが子供たちの間で法的論争を引き起こしました - 息子たちは家具として、娘は知的作品の一部として請求しました。
(02:02) ツェッテルカステンは単なるアーカイブではなく、約90,000枚のメモを含む思考ツールであり、数十年にわたるLuhmannの思考の発展を追跡することができます。
(03:34) 最後のメモは1996年頃に追加され、1992-93年以降は散発的な使用となりました。最初のキャビネットは1950年代から60年代をカバーし、Parsonsに関する研究までが含まれています。
(04:59) メモはA4からA6サイズに手で切られた薄い紙に書かれ、保管効率を最大化するよう工夫されており、各引き出しには3,000-3,500枚のメモが収められ、複雑な番号とアルファベットの相互参照システムで整理されています。
(07:29) 整理システムは厳密な体系ではなく、関連性に基づいていました - 各メモは関連する別のメモの後ろに配置され、異なるセクションにまたがる相互に関連した思考のネットワークを形成しています。
(13:35) Luhmannはキーワード索引を何度か改訂していましたが、それは包括的なものではありませんでした - 各キーワードについて参照番号を数個だけ記録し、関連内容を見つけるために内部相互参照に依存していました。
(15:11) インタビュアーは、Luhmannが学術経験の初期からこの生涯プロジェクトを構想し、驚くべき自己規律を持って一貫して維持したことが印象的だと述べています。
claude に質問した
TsutomuZ.icon なぜ、インタビュアーは、Luhmannが学術経験の初期からこの生涯プロジェクトを構想し、驚くべき自己規律を持って一貫して維持したことが印象的だと述べたのか?
インタビュアーがLuhmannのツェッテルカステン・プロジェクトを印象的だと評価した理由は、以下の点にあります:
1. 長期的ビジョン:
若手研究者の段階で、すでに生涯をかけた研究プロジェクトの全体像を構想できていたことは非常に珍しいことです。通常、若手研究者は3年程度の短期プロジェクトから始めるものですが、Luhmannは最初から生涯プロジェクトとして構想していました。
2. 一貫性と持続性:
数十年にわたって、同じシステムを使い続け、約90,000枚ものメモを蓄積していきました。この一貫性は並外れた自己規律なしには実現不可能でした。
3. システムの洗練性:
単なるメモ取りではなく、複雑な相互参照システムを確立し、それを維持し続けました。このシステムは、思考を深める道具として機能するよう緻密に設計されていました。
4. 個人的犠牲:
インタビュアーは特に「環境を犠牲にして」("zu Lasten natürlich der Umwelt")と言及しており、このプロジェクトを遂行するために、Luhmannが私生活や他の活動を制限する必要があったことを示唆しています。
5. 先見性:
1950-60年代という比較的早い時期から、知識管理の重要性を認識し、独自のシステムを開発したという先見性も評価されています。
このように、若手研究者の段階で壮大なビジョンを持ち、それを生涯にわたって規律を持って実行し続けたLuhmannの姿勢は、学術研究における稀有な例として評価されているのです。
TsutomuZ.icon どのようにして、整理システムは思考のネットワークを形成していたのか?
Luhmannのツェッテルカステンにおける思考のネットワーク形成は、以下のような独特の特徴を持っていました:
1. 相互参照システム:
- 基本的な番号付け(例:「5」は部門を示す)に加え、枝番号(例:「4da」「4db」)を使用
- 赤字の「R」(Rückseite=裏面)や数字による参照システム
- これにより、物理的に離れた場所にあるメモ同士を相互に関連付けることが可能に
2. 関連性に基づく配置:
- メモは厳密な体系的分類ではなく、前のメモとの関連性に基づいて配置
- 一つのテーマに関するメモが、カステンの異なる場所に分散して配置される可能性がある
- システムの特徴を表現すると「unordentliche Ordnung」(秩序ある無秩序)
3. キーワード索引の活用:
- 完全な索引ではなく、各キーワードに対して2-3の参照番号のみを記録
- 残りの関連メモは、記録された参照から内部の相互参照をたどることで発見可能
4. 柔軟な拡張性:
- 新しい思考や関連性を発見した際に、既存のメモの間に新しいメモを挿入可能
- 番号とアルファベットを組み合わせた採番システムにより、無限の拡張が可能
- 最大で12桁に及ぶ参照番号も存在
5. 思考の発展プロセス:
- メモは単なる情報の保存ではなく、思考を発展させるための道具として機能
- 新しいメモを追加する際に、既存のメモとの関連性を考慮することで、思考が深化
- 異なる文脈や視点からの関連付けが可能になり、新しい洞察を生み出す
このシステムは、線形的な整理方法ではなく、網の目のように相互に関連し合う思考のネットワークを形成することで、新しい発見や洞察を生み出す創造的なツールとして機能していました。
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