「Chapter05 メモをとれば、書くことではなく思考に集中できる」を読む
英語版:「Writing Is the Only Thing That Matters」
書くことがもっとも重要なこと
Chapter05 メモをとれば、書くことではなく思考に集中できる
アウトプットこそが大事
ツェッテルカステンで、深い読書もできるようになる
アウトプットこそが大事
説得力のある文章は、筋が通っていて、事実に基づいていること
文章を書くこと、に含まれる行為
あなただけのトピックや観点をみつける作業
取り組むべきテーマを見つける必要もある
議論を組み立てるために、関連文献の収集や参考資料の読書も必要
書くという行為
上記のように分析してはじめて、「書くこと」以外のタスクにかける時間のうち短くすべきものが見えてくる
アウトプットにフォーカスできれば、書くこと以外の取り組みは変わる
rashita.iconもうこの段階で、筋がぐちゃぐちゃしている印象を受ける
書きたいがために、読書量を減らしてしまうことがあるが、読書は書くことの源泉なのでもったいない
rashita.iconこの主張に、タスクを分割する必要があっただろうか?
講義やゼミへの参加も同様
プレゼンテーションなど、自分の考えを発表する他の機会も同様
書くことそのものではなく、書かれたもの(アウトプット)が大事という意識を持つと、別のタスクにも参加できるようになる
rashita.icon「アウトプットが大事」という意識は具体的にどういうことだろうか。たとえばある人はその認識で大量生産することが必要だと感じるかもしれない。それは著者のこの主張に含まれているのだろうか。
フォーカスも鋭くなる
何を学習「するべきか」を判断するために時間を無駄にしなくなる
その代わり、できるだけ書くこと以外の効率を上げて、結論の出ていない問題にすばやく取り掛かろうとするでしょう
rashita.icon上記のようにしようと提案してくれたり、私はそうしていますと述べてくれたいいのに、こういう書き方なので、どうしてもふんわりした感じになってしまう。
「一見よさそうだがそうではない主張」と「本当によい主張」を見分ける方法も身につく
主張を書き留め、自分のこれまでの知識とつなげようとする作業のなかで、自然と考えることになるから
rashita.iconこれはきわめて重要な指摘。ここを起点に話をしてくれたら、要らない話題はたくさんあるように思う。
ツェッテルカステンで、深い読書もできるようになる
何もかもを書き留められないとわかっているので、関連性の高い内容に集中できるようになる
rashita.icon自分の関心の外にある情報はほとんど捨ててしまう、ということでもある
理解していなければ自分のことばでまとめられないので、より気持ちの入った状態で読むようになる
rashita.icon本当か?
ツェッテルカステンは、ものごとの意味を自分の言葉で説明することが大切なので、覚えておける可能性ははるかに高くなる
読んだことを超えて考える必要がある
そのようにしてはじめて新しいものが生まれる
「書き上がったものがすべて」ということを明確な目的としてあらゆることをやれば、なにごとも意識してやるようになります
rashita.icon驚くほど中身がない文だ。
今後原稿を書かない人生を選んだとしても、「アウトプットされたもの以外に重要なことはない」かのようにあらゆることをすれば、読む、考えるといった知的スキルは向上するでしょう。
「アウトプットされたもの以外に重要なことはない」かのようにあらゆることをする、とは具体的にどういうことなのか。
かなり自己啓発的なメッセージに近接している
英語版五章の冒頭
For students, the need for writing mainly appears in the form of examination. In this understanding, the written work represents a preceded performance, namely learning, understanding and the ability to analyse other texts critically. By writing, students demonstrate what they have learned, show their ability to think critically and ability to develop ideas. This understanding is related to the idea that students prepare for independent research. In this mindset, the writing of a paper is just another skill to be learned. It is compartmentalised from the other tasks – it is seen as one task among others. Students should not only learn to write papers, but also learn facts, be able to discuss their ideas in seminars and listen carefully to lectures. Writing papers is seen as a task in itself with a beginning and an end. Almost all books written on academic writing start from this assumption. And almost all of them proceed accordingly, describing an idealised process in certain consecutive steps.
rashita.icon日本語版を読んで余計な話をしているな〜と感じたのは、上記で学生に求められるスキルの話をしているので、それを無理やり一般化しているからだろう。