ある作家のマウスカーソルの記録
https://gyazo.com/772c5bad0823abb0a019164ccd08ac87
タイトルは仮です
Web as Mediumの精神を受け次ぐシリーズ。マウスカーソルに焦点を当てる。
作家の1日(24時間)のマウスカーソルの座標をキャプチャしておく。
作品ページでは画面ではそれが再生される。カーソルが自動的に動いているようなビジュアル。n日前の同じ時刻のカーソルの動きになっている。
カーソル近くに、n年n日前 hh:mm:ssのような表記。同時刻に世界の誰かが動かしていたマウスカーソルであることがわかる。
世にあるモーションキャプチャと比べると、最もシンプルなモーションキャプチャだが、そこに人間の存在を想像できる。作家が死んだ後も生きていたことを想像できるかもしれない。割と生々しく30fpsくらいで動かす。
人間のある種の足跡をNFTとして保存する試み。
河原温、DatePainting的な、側面も?
ポロック的でもあるが、その軌跡は無意識。ただ、完全にランダムかと言えばそうでもない。ランダムな線、無意識の線の探究でもある。オートマティスムの一種の手法でもある。
中村勇吾の初期作品のいくつかがマウスカーソルを扱っていた。
カーソルの動きだけだと寂しいので、軌跡などを描いてすごし賑やかす。訪問時が15時だったら0時からの軌跡が高速にアニメするなど賑やかす。
(鑑賞者のマウスカーソルと極小のインタラクションがあってもいい。時空を超えた共演)