装甲悪鬼村正宇宙編読んだ
2024/4/24
kindle で半額キャンペーンやってたので買ってみた
2015年に出てたんだけど、表紙を見た感じ知ってるキャラが1人もいなくて not for me なのではないか……と不安になり手をつけていなかった
思い切って読んでみたらちゃんと村正していて想像以上に良かった
本編レベルの話を求めずに読むのがちょうどいい感じではある。公式二次創作として捉えるのが良い
出てくる文章が村正リスペクトだなーという感じ。冒頭が以下の文から始まってテンションが上がる
この日の舞台は、計四幕。第一幕は、決闘であった。
英雄編、復讐編、魔王編を並行世界と捉えて展開するの、いい観点だなと思った
光がそれを理解した口ぶりなのがなんか嬉しいね
英雄編の一条が武帝化するの、新しい解釈だなとなり結構響いている
村正の公式小説投稿サイトにあった一条と村正の終わり方が自分の中で腑に落ちてたけど、こちらの方が前向きな解釈ではあっていいかも
どんなことになっても一条が生きてること自体が嬉しいよ……
一条と三世村正がなんだかんだで上手くやれている世界線、こんなにかわいいものなんだな……というのが一番の好きポイント
英雄編ラストでも2人の向いている方向は同じだったので、決して不仲というわけではなかったんだよねとなる
香奈枝と獅子吼の子供がいる世界線が存在するのも新しい解釈で良い
結局殺し合いに発展しているのは原作を尊重した解釈だよなと思う
最後の方はかなり走り気味で終わったけど、ラストの会話はかなり好きだし長編映画の締めっぽい雰囲気があって好きではある
ツタンカーメン周りの話はあんまり感情移入できなかったけど、舞台装置としては悪くなかったのではないか
魔界編を読んでいると良さそうな部分もありそうでちゃんと読んでおくかという気になってきた
英雄編の漫画版は読んでるのに魔界編は未読だったりする……
凍京ネクロのソシャゲ版のアーカイブも買わねばな〜と思えてきた
当時テキストは読んだんだけど、光が幸せになる展開で好きだったのでもう一回読み返しておきたい