デペイズマン
#発想法
デペイズマン
「異なった環境に置くこと」を意味するフランス語で、シュルレアリスムの手法の1つ
手法
場所のデペイズマン - 本来の語源的意味。物をそれが本来あるはずがない場所に置くこと。
大きさのデペイズマン - 対象を実際よりもはるかに大きく、あるいは小さく描くこと。
時間のデペイズマン - 絵の一部が夜なのに、他の一部が昼であったりする。
材質のデペイズマン - 物の形はそのままで素材がまったく異質なものに置きかえられている。
人体のデペイズマン - 上半身が魚なのに下半身が人間であったり、上半身が石膏像なのに下半身が人間であったりする。 あるいは、体の一部に木目が入っている、石膏像が血を流している、靴の先が足になっているなど。
トマソンとデペイズマン
トマソンを発見する際、赤瀬川が、関東大震災の後の東京で、民家が破壊され、あらゆるオブジェが等価に配置されているのをみて(例えば便器の隣に時計があったり)、デペイズマンだと思った。それがトマソンの発見に寄与していた。
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