「はぐれ一匹ゴジュウウルフ」吠はよく借りる
負債論は借りた金を返すためにはゾンビを作っても良いのか?「負債論」を読んで考えた|geekdrums_diaryを読んだ程度にしか知らないけど、ゴジュウジャーを見ていると負債論の要素が入っているように感じる時がある
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー9#6804463800000000003efdd6では当時の感想で直接的に言及していた
吠は金は返すものという前提は持っている
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー1#67b13595eda1be000036b39d
一方で、ダチにはよく借りている
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー9
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー31
負債の返済には関係を断ち切る(ための手続き)という視点を持って見るとおもしろい
とくにナンバーワン戦隊ゴジュウジャー1とナンバーワン戦隊ゴジュウジャー31は象徴的
負債の返済の方がある意味ではぐれ一匹的な関係を断ち切る行動ととらえられる
自分ははぐれ一匹であると名乗りつつ、関係を継続させることを望んでいることが見て取れる
むしろこれが「願い」なんじゃないか
はぐれ一匹の境遇になってしまったのであって、孤独を望んだわけではないのもむしろリアルな一匹狼らしいところかもしれない
1. 堤なつめとはただのバイトの同僚だからか、250円はすぐに清算される
物語的には敵対することになることもあるかもしれない
吠からしたらこれでおしまいだが、堤なつめはその扱いを保留しているのも象徴的な演出
返された250円だったと思われる50円玉を紐に通してまとめている(もう一度突っ返せる)
その50円玉を通して吠を見るカットがあった(気がする)
〇を通して相手を見るのは吠もよくやる「お前は俺の獲物だ」に通じる
堤なつめ→吠ではまだ主観的には断ち切らせていない(保留させている)関係が残っている
2. 竜儀を見損なった時に陸王から金を借りて竜儀に返済するのも非常に象徴的な演出
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー31
この時一度竜儀とは関係を断ち切る気になっている
すぐそばにいた陸王とは関係を継続させる気であることを同時に強調している
ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー9の件で、負債がゴジュウジャーと吠を繋ぐ要素である意識は共有されている