2025期 Q3 表彰
2025期のQ3の活動が評価されて、Manager部門で表彰 表彰時のセリフ
1分話す枠をもらったので考えていたもの
※実際には緊張して忘れたので、ちゃんと言えていない。
格言: 描いた未来は、"ついで"に仕込む
表彰ありがとうございます。
スライドに書いた「描いた未来は、ついでに仕込む」は、普段僕が大事にしているスタンスを言葉にしたものです。
日々の仕事の中で、「ここ、ちょっともったいないな」とか、「こうすればもっと良くなるんじゃないかな」と思うこと、皆さんにもあると思うんですね。
僕はそういう“描いた未来”を、自分で実行できるサイズに分解して、普段の業務の“ついで”に、こっそり仕込むようにしています。
今回取り上げられたAIエージェントの活用や、大きなシステム改善の取り組みも、そうした仕込みからつながったものでした。
大事なのは、自分の思う課題や描いた未来を、ちゃんと言語化して、実行できる形に落とし込んで、自分から動くことだと思っています。
小さな仕込みをそれぞれが重ねていけば、きっとチームもサービスも、もっと良くなるはずです。
ありがとうございました。
詳細
格言詳細:「描いた未来は、“ついで”に仕込む」
概要
日々の業務の中で感じる課題や改善アイデアを、実行可能なサイズに分解し、普段の業務の“ついで”に小さく仕込んでいくというスタンス。
目指すのは、将来解決したい大きな課題や実現したい未来を、日常の中に紛れ込ませて進めること。
背景・スタンスの要点
日々の業務の中で「もったいない」「もっと良くできる」と思う課題や仮説を、放置せずに言語化・分解する。
特に大きな課題や未来像に対しては、自分が実行できるレベルまで細かく分解し、普段の仕事に「紛れさせる」ように動く。
小さな改善だけでなく、長期的に解決したい本質的な課題の一部を“ついで”に仕込むという意識が大事。
「ついで」の質や量は、自分が関与するプロジェクトの規模や裁量によって変わるため、そこに応じた判断と設計をしている。
具体事例①:AIエージェントの活用
背景: ユーザーレビューページの実装中、AIエージェント技術が大きく進化。
仮説: 「AIエージェントを活用すれば、開発生産性が上がるのでは?」
実行:
要件整理・実装方針の検討・実装分解をAIと協働。
実装も一部AIに任せ、自分はレビューとテスト設計。
結果:
開発の生産性が大幅に向上。
知見をチーム・組織に展開可能な状態に。
kiiの生産性upを数値で作れたので、組織に展開する後押ししやすくなった。
仕込みのポイント:
普段の開発業務に、今後の開発体制改善の実験を「ついで」に組み込んだ。
具体事例②:大規模システム改善の布石
背景: 古い既存システムに対する構造的課題の認識。
仮説: 「開発しやすく修正しやすいシステムへとリプレースすべき」
実行:
管理画面プロジェクト等で新構成を実験的に導入。
カウカモJOURNALにて新アーキテクチャを本格試験。
実績を元に1〜2月に大規模改善を予算化・実行。
結果:
リプレースに必要な合意・リソースを獲得と完遂
仕込みのポイント:
「いつかやりたい改革」を実行に移すため、普段のプロジェクトの中で先に小さく検証を重ねておいた。
メッセージ
大きな未来像や課題も、分解して普段の業務の、ちょうどいいタイミングについでに実行すれば、実現に近づける。
小さな実績が、次のステップ(予算化・プロジェクト化)を引き寄せる。
チームの誰もが「小さな仕込み」を積み重ねれば、サービスも組織も、よりよく進化していく。
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自推薦メモ
取れる気がしたし、数値化手間かかりそうだったので、kiiの方で自推した。
結果として選ばれた。
個人的な感想
AI利用を、実際に推し進めて、数値的にわかりやすいOutputの成果を出している。
この結果を利用すれば、色々AI活用や生産性UP projectを推し進めやすくなる。
自分はAIを一番利用している社内のLead Playerとして、これを作ることを意識してた。
だから、今回自分で分析して、推薦もした。
Outcomeもだしてるのも、goodな点
主な推薦ポイント
今期の難易度の高い開発Projectの達成は予定通りに行いつつ、AI Agent 活用による開発生産性向上の社内の先駆的事例を作ったこと。
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3 Q に実施したこと
cowcamo共通フロントエンド基盤を構築
cowcamo / cowcamo JOURNAL など複数アプリで再利用できる設計
componentやモジュールをapp間で共有できる形にし、保守性と開発速度を両立
会員情報を各サービス間でシームレスに活用(ログイン連携の一部実装など)
ユーザーレビューページを新基盤で開発・リリース
新システムを利用しながらの開発という、不確実性が高い案件を予定どおり完遂
リリース直後に「cowcamo 評判」検索で上位表示 → サービスイメージ向上に寄与
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AI Agent 導入による生産性向上(2/24–3/08 → 3/11–4/12 の比較)
PR 作成数 xx → xx(約 1.5 倍)
マージ済 PR 数 xx → xx(約 1.2 倍)
コミット数 xx → xx(約 2.5 倍)
平均オープン→マージ時間 xx h → xx h(約 65 % 短縮)
※ 新フロントエンド基盤も効き、生産性をさらに押し上げた
⚠️1実際の推薦文では、xxは具体的な数値です。
⚠️2今回は、AI利用の検証や新アーキテクチャやパッケージの利用という不確実性対応もしていて、この結果なので、おそらく以降はもっとOutputの生産性上がると見込んでる。
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Enablement(組織展開)
AI Agent 活用ノウハウを社内で共有
BEが使うレポジトリにもFEの知見codeを実装し、横展開を推進
技術記事で社外へも発信(Zenn)
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総括
新基盤立ち上げと AI Agent 先行導入を同時にドライブし、
「開発スピード × 保守性 × 組織横展開」 の三拍子を実現。
AI 時代の開発スタイル変革を体現した先駆的事例として、推薦したい。